あけましておめでとうございます。
本年も「秀よし」をよろしくお願いいたします。
昨年、私が初めて栽培に挑戦した酒米「美山錦」は、12月初めに40%まで精米しました。丁度いい具合に枯らしてから、大吟醸酒の仕込みに使用しました。
「美山錦」という米は、基本的に硬いとされておりますが、本年入荷されてくる米は全体的に柔らかい印象があります。精米、洗米ともデータが乏しくて大変苦労しました。
やはり、酒米は品種によって性質が全く違いますし、その年の天候によって大きく変わります。そのため、いち早くその米の特徴をつかみ、酒質に生かす工夫が大切です。
精米した40%の白米は、割れも少なくとてもよかったのですが、洗米して浸漬した際に多少割れが生じ心配しました。
ですが、現在の「もろみ」の状況は大変香りも良く、きっと美味しいお酒に仕上がってくれるはずと期待は高まるばかりです。
今年の造りでしっかりとデータを取り、「今年の酒米栽培」と「次年度の酒造り」に生かし、更なる酒質の向上に努めていくつもりです。
これからもお客様に満足していただけるよう、酒米栽培・酒造りともかんばっていきますので、本年もよろしくお願い申し上げます。