皆様、お待ちかねの新酒が出来ました。 霞のように薄く濁った純米酒は、利き猪口から鮮烈な新酒の香りを飛ばしています。 アルコール度数17度! 冬の寒さがこのお酒の飲みごろ温度にピッタリ合わせてくれます。グビッと飲むたびに喉から胃の腑に落ちてゆく冷酒の刺激が『快感』です。
ところで、今日の話題は杉玉のことでした。 新酒の美味さにクラクラしてしまい・・・ 新酒ができると酒蔵では杉玉を新しいものに取り替えます。 元々、杉の枝自体が造り酒屋の看板でしたが、交差させた杉の枝を紐で結び、美しく丸く刈り上げたのが杉玉です。 そう言えば、私のお祖父さんは「日本名門酒会」を通して、全国の会員酒蔵へ『杉玉の作り方の図解書』を送付したことがありました。あれから一気に杉玉をぶら下げる光景が見られるようになりました。懐かしい思い出です。