皆様、お久しぶりです、ベルガ― ダビットでございます。
最近、春が早く近付いている様子が分かります。高かく積もった雪の固まりがみるみる溶けて来ていますが、かなり長くて寒い冬であったのに間違いありません。
春を迎えて、秀よしではお酒造りがいよいよ大詰めです。
お米が蒸されるところで蒸気がもくもくと出る様子や、蔵人が朝早くから雪寄せをはじめたり、寒い蔵の中一輪車でお米を運んで走ったりして、元気に頑張っている姿もそろそろ見納めです。
鈴木家に伝わる古文書によりますと、「季節が変わっていく様子を肌と感性で感じ、機が熟した時に酒を造り始めろ」と書いてあり、それは「四季の変化を感じる心を養うことが大切」だと教えてくれます。
「秀よし」の酒造りは、伝統的な手法にこだわっているので、冬しかお酒を造りません。しかも、この土地は米と水に恵まれ、気候も低温長期発酵に適しています。人と自然が織りなす発酵の極みをお楽しみ下さい。