今年の酒蔵の酒造方針は、秋田県産米に集中してその特性を引き出すつもりです。 と同時に、これまでは秋田県外から仕入れていた酒米の特性について、改めて見直しを図る勉強の年にし、次年度へ向けて面白いことを企画したいと思います。
地球の自転が動かない限り日照時間は変わりませんが、気温の上昇やお天気の変化などを考慮して、これまでの秋田県では植えようと思わなかった品種にも挑戦してみようかと思います。既にいくつか候補がありますので、今から来年が何だか楽しみで
す。
日本は南北に長く東西でも気候が変わります。そのような特徴を生かして、面を超えて、時間を超えて、お米探しやお米作りを四次元で考えたら面白いかもしれません。秋田県外にも「みのり農協」さんみたいな友好的な協力者がいるので、ますます酒造りは楽しめそうです。
まずは、7月からの令和3酒造年度の酒造計画をまとめなければなりません。皆様からも、ハッとしたり、ドキドキするような企画がありましたら、是非ご教示をお願い致します。一緒に楽しんで参りましょう。