輸出担当者として、色々な国の政府と様々なやりとりがあります。 輸出が容易な国もあるし、輸出が難しい国もあり、様々なパターンがあります。 輸出が簡単な国では、必要な書類と証明書はあまり多くないですが、輸出が難しい国の場合は、書類と証明書は山より高いです。
あれだけの書類を集めることはかなり面倒なものですが、弊社の日本酒について勉強できるナイス・チャンスです。お酒に使ったお米の地域、酵母の種類、日本酒の管理方法、沢山の面白い情報を探さなければなりません。
書類を準備していたある日のことです。私にとって忘れられない情報を手に入りました。日本酒の材料の内訳を確認した時、弊社の日本酒はほぼ70%水です。
え?7割?
石沢杜氏が内訳を書いてくれた時、間違えたかなだと思いましたが、杜氏に確認したところ間違いなく日本酒の大半は水でした。弊社の水は奧山脈の伏流水で、軟水ではなくて、硬水ではなくて、鈴木社長によると、「日本酒を作るために丁度良い水です」と言いました。その水のおかげさまで、秀よしならではのバランスが出てきます
人々が日本酒の一番大事材料は「お米」と考えているかも知れませんが、蔵の水の大事さも忘れない方がいいよ。
PS.「秀よし」の丁度良い地下水は、「中硬水」(ちゅうこうすい)と言うそうです。