十月二十三日午前九時。米砥ぎの神事が行われました。
今年の酒造りの始まりです。
古よりお酒造りは神事の一つです。
目に見えない微生物が不思議な現象を起こして、楽しい飲み物を造ってくれます。
今も私たちは昔と同じように楽しんでいるのは面白いですね。
当酒蔵では神事が終わりますと、代表の私が松尾様へ近況報告と今季の酒造りに対する想いを述べます。特に今年は新型コロナウィルスによる大きな影響があり、一層美味しいお酒造りに専念することと、激しく落ちた業績を回復することの決意を表明しました。
こういう時は、心が乱れて浮き足立ってしまうことが一番恐ろしいので、酒蔵全体を引き締めることが大事だと思いました。社員全員の笑顔に、曇りがないことで心が救われます。