いよいよ今季の酒造りを始めるために、私は10月15日に入蔵しました。
先ずは、酒造りの始めの作業は精米なので、精米機械の動作確認とメンテナンスを行います。注油やベルトの張りなど調整し正常に働くことを確認しました。そして19日に令和2年産のお米が蔵に入荷しました。
今年の稲作は6月の梅雨入り後の日照不足で梅雨明けの発表がないまま出稲を迎えました。一転8月は連日の猛暑で稲の生育が進み用水を掛けて地温を下げたりしましたが9月大仙仙北地域には線状降水帯が発生し大雨で稲の倒伏などが見られ稲刈り時期まで天候に右往左往させられた年でした。
このように農家の皆さんに一所懸命作っていただいたお米をこれから我々がお酒造りに使わせていただき、お客様に「美味しい!」と言っていただけるようなお酒造りに蔵人全員で頑張っていきたいと思っています。