節分は当蔵にとりましてとても大事な年中行事です。
私の記憶では、おじいさんが裃を着て屋敷を回っていました。
父もその後を継いで結構楽しんでいました。
昔から蔵人に灯りを持たせて介錯をしてもらいました。
今も何も変わりません。
今年の歳徳神の方角は「東北東」です。
パックリ割れるまで心を込めて青豆を煎ります。
そう言えば、祖母の言葉に、「大豆は袴を履くまで煎りなさい」と聞いた気がします。皮が破れた大豆は、袴を履いたようにも見えます。幼い頃の思い出です。
さー、今年も大きな声で豆を撒きます。
『何の目を打つ、何の目を打つ、鬼の目を打つ!』
『鬼は外!福は内!』
『天に花咲け!地に実が成れ!』
酒蔵日記
2019.02.12
節分
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