「第二回大仙市特産品開発コンクール」において、当蔵の新商品『秀よし 焼きねぎ味噌』が奨励賞を受賞しました。
商品化にはもう少々時間がかかりそうです。申し訳ありません。
ところで、『焼きねぎ味噌』ってご存知ですか。
皆さんはたぶん聞いたことがないと思いますが、実はこんな経緯で生まれた商品です。
冬期間に酒蔵で働く蔵人は、真冬の寒い時期に酒造りの最盛期を迎えます。
日中は寒さに耐えながら酒の仕込みに奮闘努力を致しますが、夜はたっぷりの食事と美味い晩酌を飲んで温かな夜を過ごします。
酒屋唄にはこんな歌詞があります。
酒屋若い衆は ヤーエ
大名の暮らしの ヤーエ
五勺六勺 ヤーエ
アリャ たてて飲むヨー
(ハァ ドスコイ ドスコイ)
チョットうらやましく無いですか。
二十年も前のことです。蔵人が相撲を見ながら晩ご飯を食べているのを見ると、何か美味しそうな香りの味噌みたいなモノをご飯に載せているではありませんか。
「それ何?」と尋ねると「南蛮味噌だ」と返事。
ご飯に載せて食べても良いし、お酒のアテにも相性が良いのです。
いつか商品化したいと思っていました。
中身は、唐辛子・ごま・ニンニク・焼きねぎ・砂糖などが入った煎り味噌です。
今回、機会があってこのように商品化が出来、おまけに賞も頂戴致しました。
間もなく販売が始まります。熱々ご飯を炊いてお待ち願います。